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2017年7月24日 掲載

ビデキンちゃんが行く~関西放送機器展・キヤノン編~

キヤノンさんは5月に発表したEOS C200やC200BやフラッグシップモデルのEOS C700のほか、XC15、EOS 5D Mark Ⅳなどの最新のカメラのほか、10月に発売が予定されているEFシネマレンズのCOMPACT-SERVOレンズCN-E70-200mmや昨年発売になったHDR対応4KモニターDP-V2420、17型のDP-V1710などの新製品を中心にカメラ、レンズ、モニターといった主力製品を出展していました。

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ほかにも現行商品のEOS C100やネットワークカメラ対応ロボットカメラシステムやドローンなんかも出展していました。C200にはEOS C200とEOS C200Bの2つがありますが、EOS C200Bはボディのみのモデルで仕様などに違いはありません。マウントはEFマウントのみでデュアルピクセルCMOS AFによるオートフォーカスに対応しています。これにより、ワンショットAFやコンティニュアスAF、顔検出AFが可能で、タッチパネル対応のLCDモニターでピントを合わせたいところをピンポイントで指定することができます。このLCDモニターLM-V1はEOS C200に付属していますが、ボディだけのモデルEOS C200Bには付属していません。

HDRやデュアルピクセルCMOS AFによるオートフォーカスに対応しているEOS C200。右側のカメラ後部にCFastのスロットがあります。CFastには4096x2160の4K記録が可能でフレームレート59.94fpsで10bitまたは29.97fpsで12bitの記録ができます。音声は16bit/48kHzのPCMで4ch収録に対応しています。

EOS C200の後部にはSDメモリースロットが2基装備されていて、CFastメモリーと異なるコーデックで同時記録できるようになっています。SDメモリーにはMP4、CFastメモリーにはCinema RAW Lightで記録できます。SDカードのほうはUHDやHDのほか、プロキシとして2K(2048x1080)記録ができます。

EOS C200にはHDMIやSDI出力のほかビューファー用のビデオ出力のほか、リモートコントローラーRC-V100対応の端子やGPSレシーバーGP-E2接続可能なUSB端子などのコネクターが所狭しと並んでいます。HDMIとSDI出力はメニューでどちらか1つを選択するようになっていて同時出力には対応していないそうです。

EOS C200のLCDモニターは波形などの各種情報表示のほか、ピントを合わせたいところをタッチすることで、ピンポイントで指定することができるようになっています。撮影中だとブレそうでこわいですね、モニター延長ケーブルなんかあるとよさそうです。

EOS C200は新製品ということもあるんでしょうが、EFシネマレンズのCOMPACT-SERVOレンズやEFシネマPRIME Lens、デジタル一眼用のレンズを装着したものなどかなりの台数がでていました。EFマウントのメリットは豊富なレンズラインナップから目的に応じたレンズをチョイスできることとオートフォーカスへの対応があると思います。実際REDさんやブラックマジックデザインさん、パナソニックさんのカメラなどEFマウントを採用したモデルがありますし、キヤノンさん以外からもEFマウントのレンズが発売されていますので、選択の幅は非常に広いといえますね。

そうそう、キヤノンさんといえば4K対応の箱型レンズやENG用の2/3インチレンズなども放送系には注目です。ENGレンズはありましたが、箱型レンズは出品していませんでした。


EOS C200以外では新製品ということもあってEOS C700が注目されていました。EOS C700はいままでのCINEMA EOS SYSTEMのラインナップと違ってENGカメラのようなデザインになっています。キヤノンさんのデジタルシネマ用のフラッグシップモデルという位置付けで、Codex社さんのレコーダーCDX-36150を装着することで、4K.120P RAW記録することができます。また、アシスタントが付くような撮影ではカメラ後方にカメラマン、両サイドにアシスタントというスタイルが一般的で、EOS C700は設定を表示するLCDやメモリースロットなんかが装備されています。ARRIさんなんかも同じようなスタイルになっていますね。

外観のデザインはENGカメラによく似たEOS C700。PLマウントモデルとEFマウントモデルがあってEFマウントモデルはデュアルピクセルCMOS AFに、PLマウントモデルはCooke/i Technologyに対応しています。いずれもHDR対応で、オプションで有機EL電子ビューファインダー EVF-V70やリモートオペレーションユニット OU-700が用意されているほか、ENGスタイルで運用するためのショルダーサポートユニット SU-15、ショルダースタイルグリップユニット SG-1、B4マウントアダプター MO-4E / MO-4Pなどもあります。

EOS C700のコネクターはモニター2系統のほか、HDMIやSDI×4、TCやゲンロック、リモート、オーディオXLRなど沢山ありますが業界で一般的なBNCやキャノンコネクターを採用しています。

EOS C700にはCFastメモリーのスロットが2基装備されていてリレー記録や同時記録ができます。SDメモリーのスロットもありますが、そっちはプロキシ記録用です。

EOS C700にオプションのリモートオペレーションユニット OU-700を装着するとこんな感じに。跳ね上げてメモリーの交換なども行うことができます。延長ケーブルも用意されているので、もちろん離して使うこともできます。


ほかにもXC15やEOS 5Dなどもありましたが、レンズのほうを見てみましょう。COMPACT-SERVOは昨年のNABで発表されたCN-E18-80mm T4.4と今年になって発表されたCN-E70-200mm T4.4の2本があってキヤノンさんの新しいレンズラインナップです。この2本で18mmから200mmまでカバーできるようになっています。いずれもCOMPACT-SERVO Lens専用グリップ ZSG-C10を装着可能で、ENG用のレンズと同じような使い方ができるようになっています。デジタルシネマ用のカメラをENGスタイルで運用できるんですね。ちょっと違うのはオートフォーカス対応なのとエクステンダーは内蔵していません。ほかには、4K対応のENG用レンズCJ20e×7.8BやCJ12e×4.3Bなどがありました。

CN-E70-200mm T4.4は電動ユニット付きのレンズですが、マニュアルでも使えます。オプションのグリップ ZSG-C10を装着するとENGレンズのように使うことができます。

CN-E18-80mm T4.4にオプションのCOMPACT-SERVO Lens専用グリップ ZSG-C10を装着したところです。

2/3インチ4Kカメラ用の20倍ENGレンズCJ20e×7.8B。高倍率ズームですが、2.2kgと軽量でコンパクトになっています。4Kとなるとピント合わせが微妙になりますが、フォーカスリングの回転角が170°と広くなっていて正確なピント合わせができるようになっています。デマンドなどのアクセサリーはHD用のレンズのものを使用できるようになっているそうです。

2/3インチ4Kカメラ用のショートズームレンズCJ12e×4.3B。最短撮影距離は0.3mなのでかなり寄れますね。


キヤノンさんはカメラやレンズだけでなく最近はモニターのメーカーでもあります。2月に発売になったDP-V1710や昨年発売になったDP-V2420のほか、6月に公開される新ファームウェアが搭載されたモニターも出展されています。キヤノンさんは4Kになってからモニターに参入していますが、それ以前から医療用ではモニターを手掛けていました。今回のファームアップデートでは2画面分割表示やBT.709色域外表示機能のほか、ARRIさんなどHDR表示プリセットの追加、BT.2100対応、EOS C700のRAWディベイヤー対応などとなっています。

DP-V1710は19インチラックマウントに設置可能なほか、DC 12V電源対応となっていて中継車やフィールドでの運用性が向上しています。SDIデュアルリンクのほか6G-SDI端子の装備やカメラのメタ情報による情報表示などができるようになっています。

DP-V2420は新開発のバックライトシステムやIPSパネルを採用することで、HDRをリニアに表示することができるそうです。HDR規格のSMPTE ST 2084、Hybrid Log-Gammaに対応しています。


NABやInterBeeのような大きな展示会ではプリンターやプロジェクターなども出展していますが、この展示会では撮影関係を中心としているせいか効率よく見ることができました。キヤノンさんは4Kを中心にカメラやレンズ、モニターに積極的ですね。今回ちょっと気になったのはXFやXAシリーズの4Kモデルがまだ発表されていないことです。XCは小型でいいんですが、ハンドヘルドタイプの小型ビデオカメラもラインナップにほしいきがします。

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2017年7月24日 掲載

ビデキンちゃんが行く~関西放送機器展・パナソニック編~

パナソニックさんは地元の大阪ということもあり、新製品を中心としてカメラやスイッチャー、アーカイブシステムなどを出展していました。今回の注目の製品はなんといってもNABでベールがかぶっていたカメラでしょう。6月5日にAU-EVA1という型番で新製品として発表しているのですが、あまり詳しいスペックは公表されていません。

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発表されている内容は、「新開発の5.7Kスーパー35mm MOSセンサーを搭載し、4K/2K 10ビット4:2:2映像を実現します。SDXCメモリーカード(ダブルSDカードスロット)に収録ができ、広いダイナミックレンジをもたらすV-Logガンマ、広色域V-Gamut、デュアルネイティブISO、4K60Pの高画質ハイフレームレートなど当社VARICAMを継承するテクノロジーを搭載しています。また、IRカットフィルターON/OFF機構を搭載することで、幻想的なIR(赤外線)シネマトグラフィ撮影を実現します。さらに、1.2kgの軽量でコンパクトな本体と、取り外し可能なデタッチャブルハンドルとグリップ、フレキシブルなLCDモニターなど新しいデザインは、ドローンへの搭載など最新の撮影スタイルに対応しています。」なんですが、今回ブースにあったのはモックアップだそうで、アクリルケースに入った状態でした。 幻想的なIR撮影ってどんなんか見てみたかったんですけどね。残念です。

それでも追加情報として最大2K240fps収録に対応しているほか、HDMIとSDI端子を備えていた4K出力が可能、タッチパネル式LCDモニターしているそうです。記録は10ビット4:2:2/400Mbpsで、2つあるSDスロットに異なるフォーマットで記録できるようになるようですが、ちょっと歯切れの悪い返答でした。というのは、2つとも高いビットレートで記録できるようにすると、チップの発熱の問題や消費電力の問題が出てくるそうです。バッテリーはAG-DVX200で採用されているVW-VBD58ですが、このバッテリーで1時間以上記録できることを目標とすると、センサーや処理回路の消費電力に制限がでそうということでした。あと、デュアルネイティブISO対応ですがVARICAMではISO800とISO5000となっていますが、AU-EVA1ではISO800は決まってますが、もう片方は決まっていないそうです。ちなみに処理を行うエンジンはGH5と同等のデバイスということです。現状未定になっている仕様はファームウェアの部分なので、こうした展示会で情報を集めながら決定していくということのようです。


AfterNABではPOVCAMだけでしたが、ここではNABでのほか、

アクリルケースに収納されていたAU-EVA1。現状映像の出せる状態ではないそうですが、外装のデザインなどはほぼ決定とのこと。

AU-EVA1はEFマウントを採用していますが、オートフォーカスには対応していません。EFマウントは価格的にも焦点距離などでもバラエティも幅が広くMFTに比べて選択の幅が広いということで採用に至ったそうです。

SDメモリースロットを2基備えているAU-EVA1はリレー記録のほか、異なるコーデックでの記録も対応する予定。バッテリーはAG-DVX200と同じ7.2V系のもの。

AU-EVA1に搭載されている新開発の5.7Kスーパー35mm MOSセンサー。デュアルネイティブISOや4K60Pの高画質ハイフレームレート、赤外線撮影に対応しています。

その他新製品としてAG-UX180、AG-AC30を出展していました。

360°ライブカメラAW-360は4系統のカメラを搭載していて非圧縮4K出力が可能です。カメラ間の画像のつながりやカメラ間のホワイトバランスや露出などを高度にアジャストして1つの画面として出力することができるそうです。

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2017年7月14日 掲載

ビデキンちゃんが行く~関西放送機器展~

6月28日と29日の2日間大阪南港 ATCホールで第2回 関西放送機器展が開催されました。第1回目が盛況だったという話を聞いていなのでさっそく見に行ってきました。

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この機器展はInterBeeやAfterNABとちょっと違っていて主催者はテレビ大阪さんとこの会場の事業主体であるアジア太平洋トレードセンターなんですね。歴史のあるInterBeeにはおよびませんが、AeterNABよりははるかに出展社も多く昨年80社、今年90社で入場者数も昨年の3024人を上回る3492人に上ったそうです。おじさま曰くInterBeeも当初は民放連がイベントホールで開催していたのがスタートだそうなので、この機材展も将来大きくなって東のInterBee、西の 関西放送機器展になるといいですね。


では、会場にはいってみましょう。受け付けは基本Webからの事前受付になっていますが、当日登録ももちろんできるようになっています。ただ、多少並びますけどね。

2階の受付を済ませ1階へ降りてセミナー会場の前を通って会場に入ります。会場は明るくて各ブースも見やすい印象です。モニターがある展示会は会場の照明を落としているところが多くって、そうした中に明るく照明したスタジオが設えていたりするので、結構目が疲れます。まずは、会場を一周してみましょう。

会場内はこんな感じで、全体が明るく均一に照明されています。大きな音をガンガン鳴らしているブースもなく、落ち着いて見て回ることができます。

セミナーや基調講演はBホールとDホールの2か所で開催されていて、HDRやVRなどのほか、ローカル放送局や災害放送などの講演が行われていました。


4Kのカメラは各社から色んなタイプのものが出ていますが、8KはNHKさんが頑張っているだけでまだまだ先の話ってイメージだったんですが、主催者企画ということで、NHKのほか毎日放送さん、関西テレビさん、読売テレビさんなどの8Kコンテンツの上映が行われていて、その横には8Kのカメラやステージがあって8Kのカメラやレコーダーなどが並んでいました。こういうのを見てしまうと8Kの時代も意外と早いのかな、と思います。

各社の8Kコンテンツの上映のほか、その横のカメラコーナーでの撮影映像なども披露していました。

8Kカメラコーナーでは池上通信機のUHK-430やSHK-810が出展されていて、アストロデザインのコンバーターでHDMI×4に変換したものをモニターに出していました。


各社からデジタルシネマ用のレンズが発表され、今年はそうした各社のレンズが出そろった感じがします。デジタルシネマ用のレンズはスーパー35や35mmフルサイズのセンサーに対応しているほか、フォローフォーカスなどに対応していることが前提になっているようですが、ほかにもフォーカスやズーム操作を行ってもレンズの全長が変わらないとかフォーカスリングの回転角が広いとかいくつか要件があるようですが、この辺りはレンズによって違っていてそれが特徴となっているようです。元々はフィルムのシネカメラ用に作られたレンズが、デジタルシネカメラが多様化するにつれて価格や撮影スタイルに応じた製品が各社から出てきたということのようです。

そうした背景の中で、いままで写真用のカメラやレンズを作っていたシグマさんが単焦点レンズやズームレンズを10本も昨年から今年にかけて発表しています。このレンズのラインナップの光学系は同社のデジタルカメラで使われているレンズを基にしているそうで、外装とかをデジタルシネマ用のレンズにしたもので、そうしたベースがあったので、一気にラインナップをそろえることができたということです。同じようなコンセプトではトキナーさんが先行していますが、ラインアップ的にはシグマさんの方が数が多いですね。

シグマさんは昨年から今年にかけて単焦点レンズやズームレンズを10本も発表しています。T値の統一のほかフォーカス、ズーム、アイリスのリングの位置関係も統一されていて、レンズ交換してもフォローフォーカスなどリモート系の調節をしなくても済むそうです。シネスタイルでの撮影現場の状況をよく研究して商品化しているようですね。

トキナーさんのデジタルシネマ用レンズ。ケンコープロフェショナルイメージングさんの扱いでATXシリーズとVシリーズがあります。マクロレンズがラインナップにあるのは面白いですね。

ケンコープロフェショナルイメージングさんはVeydra Mini Primeシリーズというリーズナブルな価格のデジタルシネマ用レンズも扱っています。このレンズは主にミラーレス一眼を動画撮影に使うコンセプトとなっています。

こうしたデジタルシネマ用レンズはキヤノンさんやフジノンさんが先行していて、ハリウッドなど映画の本場でも以前から使われているそうです。もっとも劇場映画撮影を前提としたレンズは非常に高価でいまでは特殊な部類に入ると思います。映像作家さんが個人でそろえたりする場合シグマさんやトキナーさんのレンズということになりそうですね。 ほかにもアメリカのテレビドラマではフィルムカメラで撮影することも多くてそうした現場でもデジタルシネマカメラが普及しているんですが、カメラの小型化もあってENGスタイルで撮影することも多くなってきたようです。キヤノンさんやフジノンさんはこうした用途にむけたレンズを出しています。

キヤノンCN-E70-200mm T4.4。COMPACT-SERVOレンズシリーズの第2弾で、ドキュメンタリー制作や報道現場での撮影など、ズーム倍率が広く設計されていて、さまざまな撮影現場に対応できます。

フジノンZK4.7×19。放送番組制作を念頭に設計された標準ズームレンズで、ENGカメラで使われるようなグリップがあってテレビすたいるで使用することができます。


レンズ以外ではATOMOSさんがSUMOを国内初公開していました。SUMOはSHOGUN INFERNOを基に画面のサイズを19型の大きな画面にして、撮影現場でのフォーカス合わせなどを容易に行えるようにしたもので、ドラマやデジタルシネマでの現場での使用を主な用途にしているようです。このサイズなら現場で撮影カットのプレビューなんかにも使えますね。

19型と画面が大型なので、4Kでもピントの確認や収録クリップのプレビュー確認などが容易に行えそうです。ただし、パネルはHD解像度です。

AJAさんの4K対応レコーダーKi Pro Ultra Plus。HDなら4チャンネル同時収録も可能となっているのはユニークだと思います。収録コーデックも個別で設定できるので、なんか面白い使い方ができそうですね。


ひと回りして目についた機材をピックアップしてみましたが、そろそろ個別のブースをめぐってもう少し詳しく見ていきます。特にパナソニックさんがNABでお披露目した謎のカメラが発表になっていますし、キヤノンさんのC200も気になるカメラですので。

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2017年7月8日 掲載

ビデキンちゃんが行く~DJI Spark編~

Sparkのデモ機を展示することになりましたので簡単な使い方と、ビデキンちゃんが困ったことなどをまとめてみました。

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まずは本体を開封しましょう。

フライモアコンボでは無いので本当にコンパクトです。外箱自体がボックスティッシュ2箱と同じくらいのサイズでしょうか。

中にはUSBポートタイプのACアダプター、マイクロUSBタイプのケーブル、取り扱い説明書が入った長い箱。それの横に黒い保管ボックスに入ったSparkがプロペラとバッテリー付きで入っています。予備のプロペラが1セット入っています。ただし今までついていたSDカードは同梱されていないので、すぐに飛ばされる方は準備が必要です。推奨のmicroSDカードはHP下記に記載されていますので御確認ください。


ではここからビデキンちゃんが立ち上げるまでに困ったことを何点かご紹介させて頂きます。

1 バッテリーの保護のため1度でも充電しないと電源が入らない。

到着時に既にバッテリー残量が少ないためあまりお気付きにならない方もいらっしゃるかと思いますが、そのまま電源ボタンを押しても起動しません。

本体充電の際は後ろのSPARKの文字が書かれている蓋を開けてください

お届け時の初期状態でも最新のファームウェアバージョンがどんどん出ているのでバージョンアップが必要ですし、その際にバージョンアップのためのフル充電してくださいね。


2 サイズは手のひらサイズだけど航空法にひっかかる。

人口密集地など飛行禁止区域で飛ばすためには航空法でしっかり規定されています。規制非対象の重さが200g未満なので、300gあるSparkは国土交通省に申請が必要です。申請が不要な人口密集地以外でも2017年 6月24日より、平成22年の人口集中地区から、平成27年のものに更新されています。そのため今まで飛ばせていた地域で飛ばせなくなっている場合がありますので下記のURLより飛行のルールを要チェックです。

国土交通省  無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール
http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html


3 本体とタブレット端末の接続はWi-Fiで行う。

OSMOなどをイメージしていただくと分かりやすいかと思いますが、本体とタブレットはWi-Fiで動作させます。またタブレット上でSparkのWi-Fiを確認してもパスワードを求められますが、よくDJI製品をお使いの方こそが一番戸惑うのが、パスワードが「12341234」ではないこと!

場所としてはバッテリーをはずしていただいた本体裏か、保管ボックスに張られたシールを確認する必要があります(ビデキンちゃんは保管ボックスの方は指摘されるまで気がつきませんでした)。電源を入れてからパスワードを打ち込むことになるのでバッテリーの裏は非常にやっかいでした(取り扱い説明書にはQRコードを読み込んでね、としか書かれていませんでしたが。。。)。ただし送信機のパスワードはいつもどおり「12341234」なのでご安心ください。


4 送信機が無い場合はタブレット上からコントロールするしかない。

ジェスチャーコントロール以外で空撮を楽しみたい方にはタブレット上に擬似スティックを表示させる必要があります。画像の左右の円を設定したモードにしたがってコントロールするのですが本体を見ながら押しているところもみながらなので、送信機に慣れてしまっていると少々操作が難しかったですね。また3でも書きましたがWi-Fiでつながっているので大体100mぐらいが電波の届く限界になります。(送信機は日本バージョンだと500mまでです。)


5 ジンバルが上下にしか動かない。

PhantomやInspireなどの3軸と違いジンバルがメカニカル2軸になっています。そのため横を撮りたいときは本体ごと向きを変える必要があります。またジェスチャーコントロールのパームコントロールで左右に動かす場合、本体の障害物センサーは前方にしかないためコントロールする際左右に障害物が無いか目視で判断しないといけません。手のひらの動きで操作できることにうれしくなって左右に振っていて木にぶつかってしまった!など折角のうきうき気分を台無しにすることのないようにお気をつけください。


以上が初期に困ったことでしょうか?

次にモードなどの説明をしたいと思います。

コントロール方法は画像下記から選択できます。

ただし飛行中でないと選択は出来ません。

クイックショットのモードは以下の4種類あります。
Dronie   その名の通りドローンっぽい被写体を写しながら斜め上に上昇
ロケット  カメラが真下を向いてまっすぐ上昇します。真下に撮りたいものがあるときにオススメ
サークル  被写体を中心にしてぐるぐる周りから撮影します。
螺旋    サークルに上昇がプラスされたもの。螺旋階段的なイメージ

これらはタップひとつで操作なしで簡単に行える分、周りに何も無いところでないとぶつかる可能性があるので非常に危険です。とくにサークルの場合、被写体が動いてしまうとぶつかる可能性があるのでお気をつけください。

そのほかに
タップフライ    目的の場所をタブレット上でタップして飛ばす。
アクティブトラック 被写体を緑の枠で選択しそのまま追尾する。


そして今回の目玉のジャスチャーコントロールです。今のところSparkにしか実装されていない機能です。

タブレット上でジェスチャーコントロールをオンにすると顔認証の後、手の平から自動で離陸します。ジェスチャーコントロールのやりかたは文章や画では判りにくいので詳しい説明はYOUTUBEで「DJI Japan Support 」を検索していただけると詳しく載っているのでそちらをご参照ください。

ここでジェスチャーコントロール時に困ったことを。離陸時は顔認証に時間がかかります。手で持ちながら電源オンなので失敗するとこちらに近寄ってきたり、機体が小さい分、風が強いと流されたりします。なのでプロペラガードは必須ではないでしょうか。(電源入れてプロペラが回りだす前に機体を持っている指がプロペラに干渉しないことを確認してください)

プロペラガード

プロペラガードにもプロペラ同様向きがあります。

困ったこと5にも記載しましたが、障害物回避センサーが正面のみ5m以内の障害物のみなので顔認証などがうまくいかない、被写体として認識しにくい動きや服装だとこちらに向かってくるため結構びっくりします。

こんな感じで社内で飛ばしてみました

ジェスチャーコントロールのお話は画像も含めてパート2で詳しく説明させて頂きたいと思います。


ビデキンちゃんの個人的感想としてはフライモアコンボについている送信機がないと100mしか伝送距離がないため、本当に自撮り用だなぁというイメージ。また送信機があっても伝送距離が最大500mくらいで、Wi-Fiと接続するので目視の範囲内で撮影することになるかと思います。そのため空撮用としては入門機にはぴったり。

ただし4Kが記録できないということ。コンパクトかつきれいな映像で撮りたい!ドローンの映像でよく見る鳥のような目線の空撮をしたい!という方ならMavicの方がオススメかもしれません。

本当に小さくてパームコントロールの魔法使いになったような気分を味わうためにはSparkをご購入していただくしかないのでどちらにするか悩ましいところではありますね(Mavicとオプション類の互換性もないので)。Sparkで慣れてからPhantom4 Proでしっかり空撮の2台持ちという贅沢もありますね!


是非ジェスチャーコントロールの感動を試してみたいというお客様はビデキンにてデモ機を展示中ですのでご来店ください(店舗間で移動する場合が御座いますので、お電話にて御確認ください)。ただし各店舗とも人口密集地なので店舗内のみの飛行になります。

ではまたジェスチャーコントロール編のパート2で!

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2017年7月3日 掲載

ビデキンちゃんが行く ~URSA MINI PRO 4.6K EFをB4マウントに変換編~

今年の3月の発売以降、人気のためしばらくご用意が出来なかったURSA MINI PROがやっとデモ機が出せるようになりました。B4レンズマウントもデモで出せたので、変換して試してみたいと思います。

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B4マウントの中には取り付けネジとシムが付属しています。レンズ側にフランジバックの調整が出来る機構があれば必要はありませんが、ごく稀にオートのみのレンズがあるため今回は2パターンのレンズで試してみます。

まずは本体からEFマウントをはずします(六角で簡単に取り外し可能です)。EFマウント自体に0.5のシムがついています。

その次に付属品のネジを増し締めでB4マウントを取り付けていきます。B4マウントをつける際には0.10のシムが必要です。
本体自体の形状を見てお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが1.1倍のエクステンダーが内蔵されています。


B4マウントが取り付けできればレンズを取り付けます。

今回最初に取り付けるのは簡単な方「FUJINON A13X6.3BERM-SD」

SDのレンズですがエクステンダー入りでまだまだご使用いただいている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

取り付けたところがこちら。

このまま電源を入れて映像を見ても円形にケラレが出てしまいます。スーパー35mm 4.6Kセンサーに2/3インチのレンズをつけているのであたりまえですね。
1.1倍のエクステンダーが内蔵されている理由はここかもしれないです。

ここでメニュー画面を開いていただき下の画像のWINDOW SENSORをオンにします。(緑になっていればオン状態です)

この動作を行うとイメージサークルが拡大されケラレの無い状態になります。JVCさんのGY-LS300CHにオールドレンズをつけた時をイメージしていただければ分かりやすいかと思います。
(JVCさんのように%表示が無いためレンズと記録フォーマットによりケラレは生じてしまいます)

レンズ側のエクステンダーを入れればさらに拡大されるためケラレはなくなってきますが、とてもよりの映像になってしまうので注意が必要です。またエクステンダーにより明るさが落ちてしまうのでそちらもご注意ください。


次に試したのがPXW-X400KFやAJ-PX800GFに付属のレンズ「FUJINON XA16X8A-XB4」です。

X400やPX800でオートで使える専用レンズに近いのでフランジバックの調整がきかない珍しいレンズです。こちらはエクステンダーがついていないレンズなので、2Kまでのみケラれません。

取り付けたところはこちら。

こちらを取り付ける際に厄介なのはシムの調整をするために何度も取り付けたB4マウントを取り外して確認していかなければいけない点ですね。PLマウントのカメラであればレンズとカメラの間にシムを入れるかと思いますが、このアダプターはマウントとカメラの間に取り付けるのでご注意ください。

今回使ったシムは、どちらのレンズも0.50, 0.20この2枚を使用しています。レンズにより変わるかとも思いますので調整は必要ですね。

レンズ側のケーブルを本体に挿せばオートアイリス、ズームサーボも使えます。テストしたこのレンズに関しては、オートフォーカスも対応していました。


カメラの性能を最大限に生かすにはオートフォーカスがしっかりきき、センサーもフルに活用できるEFレンズがいいのかもしれません。

ただ慣れ親しんだENG用レンズの動きとしてスチルレンズとは異なり電動の滑らかなズーム操作が使用可能ですし、スチルだと3~5倍くらいのズームになりますが、ビデオ用レンズだと13~20倍のズームが可能になります。そのためまだまだたくさんお持ちの資産を生かしてエクステンダーなどを入れれば4Kが記録できる、このアダプターは非常にオススメできるものではないでしょうか。

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