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2017年8月21日 掲載

ビデキンちゃんが行く~ODYSSEY7Q+~

今回はConvergent DesignさんのODYSSEY7Q+がお借りすることが出来たので、ビデキンちゃんがお試ししてみました。

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メーカーさんの公式サイトでは

・ 7.7インチの大型ディスプレイ有機ELパネル採用
・ 低消費電力
・ 低発熱で、ファンなど騒音源を排除
・ 広い視野角170度
・ フォーカスの山をつかみやすい1280×800高解像度
・ 優秀なコントラスト特性、真の黒表現

とありますのでこの辺りを中心にして、その他気になったことなどを試して行きたいと思います。


・ 消費電力について。
消費電力は低消費電力で最大でも20W程度しか使用しません。コンセントから電源が取れず、バッテリーで使われる方も多いかと思います。その際に何度もバッテリーを交換するのも大変です。消費電力が少ないと何かと助かりますね。

・ 充実のオプション
そして他のメーカーさんの純正オプションではあまり見かけない、Vマウントのバッテリー用のオプションも用意されています。駆動電圧は6.5V~34Vまで広範囲に対応していますので、Vマウントだけでなく、SONYさんのNP-F970/BP-UシリーズやCANONさんのBP-955・970・975 他にパナソニックさんやJVCさん用のバッテリーにも対応しています。

http://www.technohouse.co.jp/products_details.php#Odyssey7Q+

・ 運用温度、電圧などのステータス表示が充実していることです。
これは収録中に熱暴走で止まった!電圧足りなくて電源落ちた!など突然の収録事故を防ぐ上で非常に有効ですね。このとても暑い時期に屋外で使用される方にはうれしい心遣いです。

また表示としてはその他に、SSDのSMART情報も確認OK
フォーマット回数、使用時間や電源ONの回数を表示することが出来ます。これを見ることによってメディア寿命の目安になるので安心です。

・ 機体面について
機体については本体冷却のファンがないので静かな環境でも使用可能です。屋内のスタジオなどで使われる方が気にされる事が多いのですが本当に静かです。冷却ファンが無いので、その代わりに先ほどの運用温度が表示される機能があるのかも知れません。外筐は頑丈な金属製で、外装はファンの代りに放熱も兼ねているため結構熱くなります。

しかしながら、4K/60Pが記録できるこのあたりの機材(ATOMOSさんなどもですが)は、いくら放熱する仕様になっていても、猛暑日なんて日が続く最近なんかでは温度がとても上がりやすいので炎天下の使用にはご注意ください。

また本体右側面にはメンテナンス用USB、Mini-HDMI入力端子、リモートコントロール用ポートが備わっています。純正のリモコンでは録画のON/OFFをされたり、離れてODYSSEY7Q+を置く場合には必要不可欠な存在ですね。

本体左側面には操作ロックボタン、シャットダウンボタンが備わっています。ロックするのと間違えてシャットダウンボタンを押すことのないように気をつけてください(離れているのであまり無いかとは思いますが)

次に本体底面には電源入力コネクターと電源ボタンがあります。シャットダウンボタンと電源ボタンの違いは、ACから電源を供給すると同時に電源がONとなりますが、その状態でシャットダウンボタンを押すと次の起動からは底面の電源ボタンで起動してください。テレビの主電源とリモコンのON/OFFに似ていますが、電源ボタンの位置が分かりにくいので使い慣れるまでは迷うかも知れませんね。
その他6G-SDI入力端子、3G-SDI入力・出力端子、Mini-HDMI端子、LTC入出力端子、アナログ音声入力・出力端子 (3.5mm径ステレオミニ端子)がついています。

このHDMI端子はMiniタイプになっていて、HDMI入力とSDI入力1はどちらか1つを使う形になっていて両方の入力はできません。本体をリグやサポートロッドに固定するアームのネジ穴は1/4ネジになっています。ネジ穴は左右だけにしかないと、取り付けベースが大きいネジの場合はMini-HDMI端子やボタンに干渉する恐れがあるのでご注意ください。本体下面にはネジ穴が無いのでカメラの上に取り付けたいときやRONINなどに取り付けたいときに少し困ります。

・ モニターに関して。
有機ELモニターで3400:1のコントラスト比があります。バックライトがある液晶とは違い、自発光パネルなので黒色の再現がしっかりしていますね。また画面の視野角も広いです。 ただし、輝度はATOMOSさんのSHOGUN-INFERNOほどではありません。ちょっとした心遣いなのですが画面を裏返しにして置いても画面に傷が付かないようにサイドに出っ張りがあります。ただ置く場所が机の上のようにフラットでないと画面がぶつかるのでちょっと怖いです。

・ 映像の管理機能も充実。
表示できる管理機能の一例としては、波形・フォルスカラー・ピーキングなどがあります。せっかくの大きい画面ですのでここで、カメラ側についていなくても波形やピーキングなど細かい確認ができるのは助かります。現在はまだ非搭載ですがベクトルスコープ機能はバージョンアップにて対応する予定があるそうです。

・ 記録オプションが多いので注意。
ハイクラスのカメラのRAWを取り扱うためにはそのカメラ専用のライセンスキーを購入する必要があります。デモ機では入っていましたが、一部のモードは使用機材に必要なものだけ使用ライセンスを購入してくださいね。

・ HDモード、4カメまでの分割モニター機能。

さらに有償APOLLOオプションでHD時は最大4台のカメラと、画面上でスイッチングした映像との合計5系統録画に対応。各カメラの映像に加えて、スイッチャーのように選択したカメラの映像も同時に記録することが出来るのでスペースが無い場合助かりますね。

ただし通常の記録モードからAPOLLOモードに変更する場合など、特定のモードへ切り替えるには少し読み込み時間がかかります。


最後に、お使いのお客さまからお伺いしたのですが、ここまで出来るハイスペックの機材だからこそ、必ず推奨メディアを使わないと相性問題が出るそうです。HPに載っている推奨メディアでも動作が確認されている容量のみが対応しているようなので、たぶん使えるだろうは危険とのことです。
RAWの収録自体がまだまだどういうことだかさっぱりというイメージのビデキンちゃんでしたが、それを使いこなすにはメディアも動作環境も実践して学んでいくしかないなーと感じました。
デモ機が無いと出来るか出来ないかわからないこともとっても多かったので是非お借りできている間に試して行きたいと思います。

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2017年8月19日 掲載

ビデキンちゃんが行く~関西放送機器展~

ほかにもたくさんのブースが出ていて新製品も盛り沢山なのですが、そのすべてを紹介できるほど2日間という期間ではちょっとムリでした。ということで、目に付いたブースや製品を中心に紹介して 関西放送機器展のレポートを終えたいと思います。

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4Kはすでに放送も開始されており、家庭用のテレビも対応モデルが手に届く範囲の価格で発売されています。最近では4Kという解像度だけでなくHDRや広色帯域対応の製品も放送側の規格が決まったということもあり、対応した測定機器やカメラやモニターなども揃い始まています。4Kが出始めのころはデジタルシネマの世界の話で放送の4Kなんてまだまだずーっと先の話かと思っていたんですが、民生機の4K対応モニターが発売されたり、総務省のロードマップが前倒しになったりで、一気に進んだ気がします。地上波での4K放送は色々解決しなくてはならない課題もあって簡単にはいかないようですが、CATVや衛星放送は先行しており、8Kの試験放送も始まっているようです。今回の機器展でも8Kのコーナーがありましたが、2年後のオリンピックが終わるころには8Kも一般化するんでしょうか。楽しみでもありますが、ちょっと怖いような気になってきますね。


朋栄さんは4Kに対応し/12G-SDIやVoIPのほかHDRや広色域に関連したシグナルプロセッサーやマトリクスコンバーター、キャラクタジェネレーター、LTOサーバー、スイッチャーなどを出展していました。写真はHVS-390HSおよびHVS-2000の開発思想を継承した4K対応ビデオスイッチャーでMELiteを活用することで6M/E相当の性能を発揮できるそうです。

池上通信機さんはカメラやスイッチャー、モニター、伝送を中心に最新の4K/HD対応製品を出展していました。写真は技術展示として出品していた4K HDR対応モニターです。

コスミックエンジニアリングさんは12G・4K ミニコンバータUMCシリーズのほか、ラウドネスメーターやリサージュメーター、VUマルチメーター、12G・4K・3G・HD・SD・アナログ・IPモジュールシステムなどを出展していました。写真はHD/SD-SDIやAES/EBU、アナログオーディオ信号に対応した針式、バーグラフ式表示ができる多機能VU メータVUM2 PREMIUMです。

イメージニクスさんはマトリックススイッチャーのほか、各種コンバーターや4K対応 3G-SDI > HDMI UHDビューワ、4K対応 ツイストペア伝送器などを出展していました。写真はHDMI-SDIコンバーターCRO-H23SCですが、CROシリーズには分配器や光伝送、フレームシンクロナイザーなどがラインナップされています。

テクトロニクスさんはHEVC/4K対応MPEGテストシステムMTS2000やハンドヘルドタイプのウエーブフォームモニターWFM2300のほか、4KやHDRに対応したWFM 8300などを出展していました。WFM8300はアイパターンやジッタ・ケーブル長測定などのデータ解析やラウドネスやオーディオ・ビデオの遅延測定などにも対応することができるそうです。

リーダー電子は4KやHDRのほか、12G-SDIやIPといったインターフェースに対応した信号発生器や波形モニターなどを出展していました。写真は各種オプションにより12G-SDIやHDRに対応できるLV-5490で、フォーカスアシストやCIE色度座標表示、HDRの領域を表示する機能などを搭載可能です。

KFCさんで出品されていたASENSE Tekスマートスペクトロメーター(分光計)。iPhone やAndroid のアプリと連動して、LEDや蛍光灯などあらゆる定常光の測定が可能となっています。照度のほかCRI、Ra、Re、CIE1931、1976 などの色空間を測定できます。測定したデータは保存できるほか、グラフ化も可能で、一目で色情報が確認できます。

日鐵住金溶接工業株式会社オプト事業部さんはケーブルドラムPICOLOOPやフレキシブル金属管を採用した丈夫な光カメラケーブル8K伝送対応の12芯光カメラケーブルなどを出展していました。写真は各種光カメラケーブル対応のPICOLOOPシリーズのケーブルドラムです。

平和精機さんはLANC 小型カメラ用ズーム&フォーカスリモートコントロールZFC-Lや三脚などを出展していました。ZFC-Lはズーム方向切替スイッチが付いていて逆手で使用した場合でも通常と同じ操作感を実現しています。最大直径45mmの丸パイプに取付可能でパン棒以外にも三脚の脚部分など色々なところに取り付けできます。

ティアックさんは花岡無線電機さんとの共同ブースで出展。花岡無線電機さんは音声卓や新製品の高声呼出電話機などを展示しており、ティアックさんはCDプレイヤーやレコーダーなどを出展していました。写真はTASCAM DR-10Lでピンマイクに対応したモデルです。ほかにもキャノンコネクター装備のDR-10Xやマイク一体型のDR-10SGも出展していました。

タムラ製作所さんのデジタルワイヤレスインカムYFP-1821Aは2W/4W有線インカムと接続可能なシステムです。ほかにももっと大規模なインカムシステムや新製品のデジタルオーディオミキサーN110などを出展していました。

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2017年8月4日 掲載

ビデキンちゃんが行く~関西放送機器展・NAC編~

ナックさんは今回カメラアダプターやミキサーなど様々なビデオ機器を手掛けている日本ビデオシステムさんと台湾の三脚メーカーエースビルジャパンさんとの共同ブースでそれぞれが手掛ける機器を相互に使用した出展を行っていました。

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ナックさんは三脚なども扱っているのですが、エースビルジャパンさんのスライダーや日本ビデオシステムさんのクレーンなどに新製品があったこともあり、新製品のCarl Zeissのコンパクトプライムレンズ Carl Zeiss CP.3XDやAngenieuxのズームレンズおよびARRIのLEDライトなどを中心とした出展を行っていました。

Carl Zeissのコンパクトプライムレンズは新しいレンズコーティングを採用することで光学性能の向上を図るとともにフォーカシングのスムースさを追求したモデルでCP.2のマイナーチェンジモデルといえると思います。同時にラインナップされたレンズとしてCP.3XDがありますが、こちらはCooke /i Technologyと互換性のある「ZEISS eXtended Data (ツァイス・エクステンデッド・データ)」の エンコーダーと接点を搭載することで、レンズ名やレンズ製造番号、開放絞り値、実絞り設定値、焦点距離、実撮影距離、フォーカス位置ごとの被写界深度、フォーカス位置ごとの湾曲収差補正データ、周辺減光補正データーなどのメタデータを対応するカメラへ送ることができる電気接点を搭載したモデルです。こうしたメタデーターは3DCGとの合成では必須となりますが、一般の撮影ではいままであまり重要視されてきませんでした。最近はカラーグレーディングやHDRを処理することが多くなりレンズの個体差のパラメーターをあらかじめ知ることで作業の効率化を図ることができることからレンズのメタデーターが必要になってきたことへの対応といえます。

Carl ZeissのCP.3は現在15mm/18mm/21mm/25mm/28mm/35mm/50mm/85mm/100mm/135mmの10本がラインナップされており、PL、EF、E、MFT、Fの5種類のマウントが用意されており、マウントの交換はユーザーが行えるようになっています。なお、メタデーターに対応したCP.3XDはPLマウントのみとなっています。

Carl Zeiss CP.3は10種類の焦点距離がラインナップされているが、今回の機材展では21mmと85mmおよび25mmCP.3XDの3本が用意されていました。

Carl Zeiss 25mmCP.3XDにはマウント部分にカメラとの電気接点が、レンズ鏡筒部分にはレモコネクターが装備されていて、レンズのメタデーターをAmbient社のMaster Lockit Plusにより無線送信できます。現在オンセットカラーグレーディングツールPomfort LiveGrade およびオンセットデータ管理ツールPomfort Silver Stackでメタデーターを利用できるそうです。

ZEISS eXtended Data対応のコンパクトプライムレンズCarl Zeiss CP.3XD 25mm

Carl Zeiss CP.3 21mmはPL、EF、E、MFT、Fの5種類のマウントが用意されています。これらのマウントはユーザー交換可能です。

Carl Zeissライトウェイトズームレンズ LWZ.3 21-100mm/T2.9-3.9 T*は使いやすい焦点距離を1本でカバーできる小型軽量ズームレンズです。PL、EF、E、MFTのマウントが用意されていてユーザー交換可能です。

Angenieux Type EZ-2 15-40mm F1.9/Tはコンパクトなズームレンズで、標準ズームType EZ-1 30-90/T2と同様後部のレンズエレメント交換によりフルサイズ対応にすることが可能なほか、PLやE、EFマウントに交換することができます。

AMIRAはソフトウェアパッケージがSUP5.0になり、デュアル6G-SDI出力による4K 60p出力やMulticam mode対応になりました。

調光および色温度の選択が可能なLEDフラットライトARRI Sky PanelにはS-60CとS-30Cの2つのサイズがあり、それぞれ燐光ソフトパネル型が用意されています。

ARRI Sky Panel S-60CとS-30Cは2800-10000Kまで無段階で色温度を可変できるほか、色相・色彩調節もできます。コントロールはDMX対応で、供給電源はDC48Vとなっており、会場では専用電源(バラスト)によりAC100Vでデモしていました。

日本ビデオシステムさんの4K対応光伝送システムNSシリーズは1本の光ファイバーケーブルでカメラの映像信号のほか、マイク音声、AES/EBUオーディオ信号、リターン信号、タリー信号、インターカム、カメラリモコン、ゲンロック信号、LANの長距離伝送ができるそうです。

最近あまりオーディオミキサーを見かけなくなりましたが日本ビデオシステムさんはしゃそんおPROTECH FS-405のほか各種アナログのオーディオミキサーを扱っています。

エースビルジャパンさんのコンパクトスライダーS15+PLUSです。写真のように三脚に搭載時は6kgですがべた置きでは15kgまで対応可能です。

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2017年8月3日 掲載

ビデキンちゃんが行く~関西放送機器展・Roland編~

ローランドさんは楽器やオーディオを専門としているメーカーですが、1994年に「ビデオくん」というビデオ編集ソフトを開発してからビデオメーカーにはないユニーク発想のビデオ機器を市場に送り出しています。会場ブースには8月に発売されるマルチフォーマットマトリックススイッチャーXS-1HDやマルチフォーマットビデオスイッチャーV-800HDMK2のほかライブミキシングコンソールM-5000Cやマイクロホンなどのオーディオ機器を出展していました。

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6月に発表になったXS-1HDは先に発売になったV-1SDIやV-1HDとよく似たデザインですが、マトリックススイッチャーという位置づけとなっています。なにが違うのかというと通常のビデオスイッチャー違ってXS-1HDは出力が1つではないことで、4つの出力ができるようになっています。最近はイベントなどで、マルチスクリーンを使うことが多くなっていて、1つの画面を分割して使用したり、個別のモニターに異なる画像を表示するといった運用で使用するのに便利にできています。単純にマルチ画面に対応する場合はマトリックススイッチャーを使いのが簡単ですが、入力された任意の画面をそれぞれワイプやディゾルブなどで切り替えるとなると複数の機材が必要になったりして操作も複雑になりがちですよね。入出力がHDMIのみで4つという制限はありますが、XS-1HDならばコンパクトなシステムでワンマンオペレーションが可能となります。

XS-1HDはコンパクトなデザインですがHDMI4x4の入出力に対応したマトリックススイッチャーで、通常のスイッチャーと同様ワイプやディゾルブなどの場面転換がTバー操作で行うことができます。入力信号があるチャンネルのボタンはホワイトで照明されるので、入力信号のないチャンネルを間違えて指定することもありません。

XS-1HDにはHDMI出力が4系統装備されていますが、メニュー表示のできるPVMは兼用になっています。なので、ソースの4入力をモニターする場合は出力は3系統ということになります。

XS-1HDの映像入出力はHDMIがそれぞれ4系統あるほか、USBから静止画をロードして表示画面としたり、USBメモリーに設定のバックアップを行うことができます。

XS-1HDにはPinPやキー合成、ディゾルブ切り替えができる「SWITCHER」モードとPinPを最大3個表示できる「SPLIT」モード、マトリクス・スイッチャーのモード「MATRIX」モードを切り替えることで、それぞれの出力モードを設定します。これにより様々なシチュエーションに合わせて使い分けができます。


V-800HDMK2はV-800HDの後継機という位置づけで、新たにAUXバスが搭載され、2バスプラス1的な使い方ができるようになりました。従来機のV-800HDと同様SDIやHDMIといったビデオ系のインターフェースのほか、アナログRGBやDVIといったPC系のインターフェースに対応しているのがビデオメーカーさんの一般的なスイッチャーと違うところです。もちろん出力もSDIやHDMI、DVIに対応しています。SDIに対応した業務用のモニターやHDMIやDVIに対応した通常のモニターやプロジェクターなど様々な表示ディバイスに対応できるようになっています。なので、各種イベントやセミナー会場などソースにPCがある場合や表示ディバイスがモニターやプロジェクターなど様々に対応できるので、現場の状況に応じたフレキシブルな対応ができます。搭載されている画像エンジンも4:4:4/10bitでローランドさんの定評のあるコンバーターエンジンが採用されています。スイッチャーなので、入出力の画面確認が必要になりますが、この出力はHDMIを利用するようになっていて、各入力ソースとPVWおよびPGMの確認ができるマルチビュー対応になっています。

SDI、HDMI、RGB、コンポジット入力に対応したマルチフォーマットスイッチャーV-800HDMK2。新たに2つの出力にPGMとAUXバスのそれぞれの映像を出力可能なAUXバススイッチ機能を搭載することで、メインバスとは異なる映像を出力できるほか、スケーラーによる位置調節した映像をカットチェンジで送出することができます。1080/60p対応のほか、SDおよぼHDの各種フォーマットに対応しています。

V-800HDMK2もTバーを採用しています。ローランドさんのビデオスイッチャーのほとんどの機種はTバーを装備していて特徴の一つとなっています。右のワイプパターンのスイッチはそれ以外の効果を割り当てることができるようになっています。

V-800HDMK2には通常のビデオスイッチャーと同様なPST/EFFECTとPGMのほかにAUXバスの列があってメインバスとは全く別の映像を出力することができるようになっています。SCALINGは全ての入力個別に設定でき、縦横の比率や拡大縮小ができます。


ローランドさんのブースにはほかにもV-1SDIやV-1HD、V-1200HDなどのスイッチャーのほか、オーディオミキサーM-5000C、マルチチャンネルのオーディオ伝送システムDigital Snakes対応の機材なども出展していました。あと、最近取り扱いを開始した海外のマイクやオーディオ製品などもあり、放送に携わる人たちに最適な機材満載です。これらはすでにご存じの方も多いと思いますので、主なものを見てみましょう。

V-1SDIは本体への静止画転送機能が追加され、画面キャプチャーやPCからの静止画転送のほかP in Pのサイズ追加が可能になりました。ほかにも「 FREEZE MODE = SELECT 」の場合、静止させる入力チャンネルの選択が可能になったり、オーディオレベルフェーダーを動かしたときに0dB で少し止まるように機能改善されています。

V-1HDは4系統の入力をもつスイッチャーで、2つの出力を装備しています。この2つの出力はマルチビューとプログラムアウト、2系統のプログラムアウト、AバスとBバス独立出力の3つのモードを備えています。そのたXS-1HDとかぶる部分もあるんでどちらを選択するか悩みますね。

AVミキサーVR-4HD。HDMI入力を4系統備えたビデオスイッチャーですが、オーディオフェーダーも4チャンネルプラスステレオ2チャンネル装備されています。ビデオスイッチャーとオーディオミキサーが一体になったイメージですね。ある意味ローランドさんらしいといえます。

マルチフォーマットビデオスイッチャーV-1200HD。昨年発売になって結構話題になりましたね。本体とコントロールパネルがセパレートになた2ME のスイッチャーとなっています。標準でSDI ×10/HDMI ×4入力、SDI ×6/HDMI ×2出力、拡張インターフェースを装着すると最大16 入力/12 出力に対応します。1,5MEや1MEモードにも対応できるのが特徴的だと思います。

V-1200HDには2つのタッチディスプレーが装備されていてソース入力のマルチ表示や出力が像の表示のほか、各種設定などを直感的に行うことができるようになっています。

ライブミキシングコンソールM-5000C。M-5000をコンパクトにしたモデルですが機能は同じです。EthernetやWiFiにより離れたポイントからの遠隔操作やREAC、Dante、MADI、SDIプロトコルのサポートのほか、iPad専用アプリで主なミックス機能をリモート・コントロールできます。

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2017年8月2日 掲載

ビデキンちゃんが行く~関西放送機器展・IDX編~

IDXさんは皆さんご存知の通りバッテリー関連の商品を多数扱っていて業務用のバッテリーメーカーとして国内外で定評のあるメーカーさんです。今回はNABでも出展していたVマウントバッテリーの新製品DUO-C98とDUO-C198のほか、ソニーのLマウントバッテリーに対応したSL-F50とSL-F70、おなじくソニーのUマウントバッテリーに対応したSB-U50およびSB-U98を出展していました。

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こうしたバッテリーは複数のバッテリーセルを組み合わせて所定の電圧や容量に仕上げるのですが、いままでは異なるセルを使用していたそうです。こうしたセルを統一することで、コストダウンを図るとともに製品の安定性向上を図っているそうです。

従来のバッテリーセルは円筒形のものでしたが、四角いリチウムポリマーにすることで、スペース的にも有利になり同じ体積でも容量の大きなバッテリーパックを実現しています。円筒形のバッテリーセルだと組み合わせた時にどうしても無駄な空間ができてしまうのですが、四角いバッテリーセルなら無駄がなくなるということです。もちろん、充放電や気圧などで膨張したりするので、そうした安全性はちゃんと考慮して設計されています。


関連した商品としてLEDライトがいくつかありました。カメラに装着して使用するオンボードのライトはすでにいくつか商品化されていますが、今回は薄型で電源が内蔵されています。サイズは3種類あっていずれもUSBから充電できるようになっているので、IDXさんの最近のバッテリーに装備されているUSBで充電することができるようになっています。このLEDライトは調光もできますし色温度もデーライトからタングステンまで対応できるようになっています。

LEDライトはたくさんのLED素子が並んでいる物が多いですが、ほとんどの製品は内部で直列にしたり並列にして接続されています。なので、素子の1つがダメになると全部またはかなりの数のLEDが点灯しなくなってしまいますが、今回出品のLEDライトは素子1つ1つ個別に給電する方式になっているのでこうしたことは避けられるといってました。また、1つ1つ電流をコントロールする方式なので、均一な明るさを保つことができるそうです。

内蔵バッテリーは交換不可のようですが、メーカー交換するなりユーザー交換にするなり、長く使ってもらえるように色々検討しているそうで、そういうこともあって現状参考出品としているそうです。


現行品のDUO-C190やDUO-C95の容量がアップした新製品DUO-C98とDUO-C198です。単に容量アップだけでなく、残量表示が10段階になったりマウント部分にLEDが組み込まれています。このLEDは暗い所でバッテリーを装着するときにマウント部分をライトアップすることができます。

ソニーのLマウントバッテリーに対応したSL-F50とSL-F70はそれぞれ6.6Ah、9.9Ahと大きな容量となっています。カメラなど長時間運用がかのうなほか、X-TAPを利用して同社のLEDラットなどの同時に電源供給することもできます。

SL-F50およびSL-F70はX-TAPとUSBが装備されているので、X-TAPから同社のLEDライトに電源供給したり、USB機器への充電を行うことができます。最近はカメラの設定にもスマホが利用できるようになってきたのでこうした機器の充電もおこなえるのは便利ですね。ロケなどで電源関係の装備を簡素化することができると思います。

ソニーのUマウントバッテリーに対応したSB-U98とSB-U50は14.5V系のバッテリーで、それぞれ3.3Ah、6.6Ahの容量をもっていて、USBとD-Tapコネクターが装備されています。

SB-U98とSB-U50はD-TAPとUSBが装備されていて、D-TAP対応のLEDライトなどに電源供給できるほか、USB機器の充電をすることができるようになっています。

X-TAP充電器LC-XT1は7V系バッテリーのX-TAPコネクターから充電できる1ch充電器で、X-TAPが装備された同社のバッテリーを充電することができます。小型なので、予備として常時カメラバックに入れておいても邪魔になりません。充電時間は専用の充電器よりかかりますが、バッテリーの種類にかかわらず充電できるのが便利ですね。

各種LEDライトが参考出品されていました。7V系、12V系のほか24V系など様々な電源に対応したオンボードタイプのENG用ライトのほか、電源を内蔵した奥行15mmほどのライトを3種類ほど出展していました。いずれのモデルも調光が可能なほか色温度もデーライトからタングステンまで対応しています。ENGライト以外の3機種はUSB電源で充電できるほか、裏面にマグネットがあって金属性のものに装着できるようになっています。

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2017年8月2日 掲載

ビデキンちゃんが行く~関西放送機器展・ブラックマジックデザイン編~

ブラックマジックデザインさんは毎年NABで沢山の新製品を発表するのが恒例のようになっていて今年は昨年買収したFairlightのDAW機能をDaVinci Resolve に統合した新しいバージョンのDaVinci Resolve 14のほか、ATEM Television Studio Pro HDやATEM Television Studio HDといったHDのスイッチャー、Thunderbolt 3搭載のキャプチャ&再生ソリューションUltraStudio HD Mini、4608×2592ピクセルまでの撮影が可能なURSA Mini Pro 4.6Kなんかを発表しています。

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ほかにもSDカードをまとめてコピーできるBlackmagic Duplicator 4KやDaVinci Resolve対応のコンソールパネルDaVinci Resolve Micro PanelとDaVinci Resolve Mini Panelを発表していますがこうした新製品を中心とした出展をおこなっていました。


ブラックマジックデザインさんのカメラってカメラメーカーのと操作系とかとちょっと違って違和感があったんですが、カメラの新製品として出たURSA Mini Pro 4.6Kはだいぶデザインが変わって一般のカメラに近いデザインになりました。ほかにも記録メモリーがSDとCFastに対応したりNDフィルターが装備されたりしています。

最初にURSAが出た時は結構大きなカメラで三脚に乗せて使う感じでした。なので、操作系も三脚前提ならアリかなって感じでした。その後発売になったURSA MiniはURSAと基本的な操作系は同じだったんですね。でも小型なので手持ちやショルダーで使うことも多く、今回の操作系のデザイン変更になったように思います。

URSA Mini Pro 4.6KはEF、PL、B4レンズに対応可能です。マウントの交換は簡単に行うことが可能で、PLマウントはi/Technologyに対応しているので、メタデータにも対応しています。

設定スイッチなどが整理され、一般のENGカメラに近いデザインになりました。

URSA Mini Pro 4.6KのメモリーはSDとCFastメモリーに対応していてProRes 4444やCinemaDNG RAWコーデックによる収録が可能です。

タッチスクリーン式のLCDモニターを採用していて、もちろんこれだけでも充分撮影可能ですが、オプションの1920x1080の有機ELパネルを採用したビューファインダーを装着してショルダータイプのENGカメラとしての運用や7インチのURSA Studio Viewfinderでスタジオカメラとしても運用できます。


DaVinci Resolveはカラーコレクションや編集機能のほか、今回DAWの機能も搭載されました。本来なら独立したソフトになっていてもおかしくないのですが、1つにまとめることでシームレスに一連の作業を行うことができますね。それぞれ単体でもかなり高度な作業ができるのですが、カラーコレクションなどではトラックボールが装備されたコントローラーの方が作業がしやすいようです。もちろんそれ用のパネルはDaVinci Resolve Advanced Panelというモデルがありますが、うちでも300万以上の価格なのでかなり敷居が高いです。DaVinci Resolve Micro PanelとDaVinci Resolve Mini PanelはDaVinci Resolve Advanced Panelと同等のトラックボールが3つ搭載されていて、価格も10万円台とかなりリーズナブルな価格ですね。

DaVinci Resolve Mini PanelはLCDモニターが2つ装備されていて、パラメーターの設定や選択しているツールのメニューなどが表示されます。

DaVinci Resolve Mini PanelのLCD上部にはファンクションキーが下には調節用のつまみが装備されています。これらは画面に対応しています。

DaVinci Resolve Micro PanelはLCDモニターはありませんが、USBとの接続で電源もUSBからのバスパワーで供給されます。

DaVinci Resolve Micro PanelのトラックボールはMicro Panelと同じで、上位機種のAdvanced Panelと同等のものです。


最近の新製品というと4K対応のものが多くて話題にもなりやすいですが、HDのスイッチャー ATEM Television Studio HDが出ていました。このスイッチャーは1080p60対応で4系統のSDIと4系統のHDMI入力を搭載しています。最大8系統のソースを接続可能で、トークバックやスチルストア×2バンク、カメラコントロールユニット、オーディオミキサーなどにも対応しています。18種類のワイプパターンのほか、DVEやダウンストリームキー、クロマキーなどスイッチャーに必要な基本的な機能のほか20個のスチルストアやエンベデッドオーディオ、マルチビューにも対応したオールインワンタイプとなっています。

HD/SDに対応したATEM Television Studio HD。8系統の入力が可能でワイプやDSK、オーディオミキサー、カラーコレクション、スチルストアなどのスイッチャー機能をすべて備えています。

ちょっと小さいですがATEM Television Studio HDにはLCDモニターが装備されていて設定メニューのほかピクチュアモニターもできます。

ATEM Television Studio HDにはSDIとHDMIでマルチビュー出力ができます。画面のレイアウトは選択可能となっています。

Tバーじゃないのはちょっと残念かも。

ATEM Television Studio HDにHDMIのモニターやEthernet接続されたPCを組み合わせたデモが行われていました。


ATEM Television Studio HDはコンパネ一体のオールインワンタイプのほか1Uラックマウントタイプもあって基本的な機能は同じです。いずれもEthernet接続でPCからコントロール可能で、専用のソフトはブラックマジックデザインさんのWebからダウンロードできます。1Uラックマウントといっても幅は2/3しかありません。ラックマウントすると1/3ほどスペースができますが、ここにTeranexブランドのコンバーターなどを収めることができるようになっています。このサイズの機器はHyper Deck Studio MiniやWeb Presenter、Teranex Mini-IP Video 12Gなどの新製品もあります。写真にはほかにも1UサイズのBlackmagic Duplicator 4KやBlackmagic Audio Monitorがフライトケースに収納されていてデモしていました。

ラックケースにコンパクトに収めることができるので、イベントやロケなどで必要な機器を組み合わせてセットすることもできそうです。このシリーズはACアダプターを必要としないのでこうして複数組み合わせても電源周りはスッキリです。


FairlightのDAWはいくつかのコンソールがあるのですが、今回出展していませんでした。あと、DaVinci Resolve 14も表立って大きくデモしていませんでした。カメラやスイッチャーを中心にした出展となっていました。

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2017年7月24日 掲載

ビデキンちゃんが行く~関西放送機器展・キヤノン編~

キヤノンさんは5月に発表したEOS C200やC200BやフラッグシップモデルのEOS C700のほか、XC15、EOS 5D Mark Ⅳなどの最新のカメラのほか、10月に発売が予定されているEFシネマレンズのCOMPACT-SERVOレンズCN-E70-200mmや昨年発売になったHDR対応4KモニターDP-V2420、17型のDP-V1710などの新製品を中心にカメラ、レンズ、モニターといった主力製品を出展していました。

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ほかにも現行商品のEOS C100やネットワークカメラ対応ロボットカメラシステムやドローンなんかも出展していました。C200にはEOS C200とEOS C200Bの2つがありますが、EOS C200Bはボディのみのモデルで仕様などに違いはありません。マウントはEFマウントのみでデュアルピクセルCMOS AFによるオートフォーカスに対応しています。これにより、ワンショットAFやコンティニュアスAF、顔検出AFが可能で、タッチパネル対応のLCDモニターでピントを合わせたいところをピンポイントで指定することができます。このLCDモニターLM-V1はEOS C200に付属していますが、ボディだけのモデルEOS C200Bには付属していません。

HDRやデュアルピクセルCMOS AFによるオートフォーカスに対応しているEOS C200。右側のカメラ後部にCFastのスロットがあります。CFastには4096x2160の4K記録が可能でフレームレート59.94fpsで10bitまたは29.97fpsで12bitの記録ができます。音声は16bit/48kHzのPCMで4ch収録に対応しています。

EOS C200の後部にはSDメモリースロットが2基装備されていて、CFastメモリーと異なるコーデックで同時記録できるようになっています。SDメモリーにはMP4、CFastメモリーにはCinema RAW Lightで記録できます。SDカードのほうはUHDやHDのほか、プロキシとして2K(2048x1080)記録ができます。

EOS C200にはHDMIやSDI出力のほかビューファー用のビデオ出力のほか、リモートコントローラーRC-V100対応の端子やGPSレシーバーGP-E2接続可能なUSB端子などのコネクターが所狭しと並んでいます。HDMIとSDI出力はメニューでどちらか1つを選択するようになっていて同時出力には対応していないそうです。

EOS C200のLCDモニターは波形などの各種情報表示のほか、ピントを合わせたいところをタッチすることで、ピンポイントで指定することができるようになっています。撮影中だとブレそうでこわいですね、モニター延長ケーブルなんかあるとよさそうです。

EOS C200は新製品ということもあるんでしょうが、EFシネマレンズのCOMPACT-SERVOレンズやEFシネマPRIME Lens、デジタル一眼用のレンズを装着したものなどかなりの台数がでていました。EFマウントのメリットは豊富なレンズラインナップから目的に応じたレンズをチョイスできることとオートフォーカスへの対応があると思います。実際REDさんやブラックマジックデザインさん、パナソニックさんのカメラなどEFマウントを採用したモデルがありますし、キヤノンさん以外からもEFマウントのレンズが発売されていますので、選択の幅は非常に広いといえますね。

そうそう、キヤノンさんといえば4K対応の箱型レンズやENG用の2/3インチレンズなども放送系には注目です。ENGレンズはありましたが、箱型レンズは出品していませんでした。


EOS C200以外では新製品ということもあってEOS C700が注目されていました。EOS C700はいままでのCINEMA EOS SYSTEMのラインナップと違ってENGカメラのようなデザインになっています。キヤノンさんのデジタルシネマ用のフラッグシップモデルという位置付けで、Codex社さんのレコーダーCDX-36150を装着することで、4K.120P RAW記録することができます。また、アシスタントが付くような撮影ではカメラ後方にカメラマン、両サイドにアシスタントというスタイルが一般的で、EOS C700は設定を表示するLCDやメモリースロットなんかが装備されています。ARRIさんなんかも同じようなスタイルになっていますね。

外観のデザインはENGカメラによく似たEOS C700。PLマウントモデルとEFマウントモデルがあってEFマウントモデルはデュアルピクセルCMOS AFに、PLマウントモデルはCooke/i Technologyに対応しています。いずれもHDR対応で、オプションで有機EL電子ビューファインダー EVF-V70やリモートオペレーションユニット OU-700が用意されているほか、ENGスタイルで運用するためのショルダーサポートユニット SU-15、ショルダースタイルグリップユニット SG-1、B4マウントアダプター MO-4E / MO-4Pなどもあります。

EOS C700のコネクターはモニター2系統のほか、HDMIやSDI×4、TCやゲンロック、リモート、オーディオXLRなど沢山ありますが業界で一般的なBNCやキャノンコネクターを採用しています。

EOS C700にはCFastメモリーのスロットが2基装備されていてリレー記録や同時記録ができます。SDメモリーのスロットもありますが、そっちはプロキシ記録用です。

EOS C700にオプションのリモートオペレーションユニット OU-700を装着するとこんな感じに。跳ね上げてメモリーの交換なども行うことができます。延長ケーブルも用意されているので、もちろん離して使うこともできます。


ほかにもXC15やEOS 5Dなどもありましたが、レンズのほうを見てみましょう。COMPACT-SERVOは昨年のNABで発表されたCN-E18-80mm T4.4と今年になって発表されたCN-E70-200mm T4.4の2本があってキヤノンさんの新しいレンズラインナップです。この2本で18mmから200mmまでカバーできるようになっています。いずれもCOMPACT-SERVO Lens専用グリップ ZSG-C10を装着可能で、ENG用のレンズと同じような使い方ができるようになっています。デジタルシネマ用のカメラをENGスタイルで運用できるんですね。ちょっと違うのはオートフォーカス対応なのとエクステンダーは内蔵していません。ほかには、4K対応のENG用レンズCJ20e×7.8BやCJ12e×4.3Bなどがありました。

CN-E70-200mm T4.4は電動ユニット付きのレンズですが、マニュアルでも使えます。オプションのグリップ ZSG-C10を装着するとENGレンズのように使うことができます。

CN-E18-80mm T4.4にオプションのCOMPACT-SERVO Lens専用グリップ ZSG-C10を装着したところです。

2/3インチ4Kカメラ用の20倍ENGレンズCJ20e×7.8B。高倍率ズームですが、2.2kgと軽量でコンパクトになっています。4Kとなるとピント合わせが微妙になりますが、フォーカスリングの回転角が170°と広くなっていて正確なピント合わせができるようになっています。デマンドなどのアクセサリーはHD用のレンズのものを使用できるようになっているそうです。

2/3インチ4Kカメラ用のショートズームレンズCJ12e×4.3B。最短撮影距離は0.3mなのでかなり寄れますね。


キヤノンさんはカメラやレンズだけでなく最近はモニターのメーカーでもあります。2月に発売になったDP-V1710や昨年発売になったDP-V2420のほか、6月に公開される新ファームウェアが搭載されたモニターも出展されています。キヤノンさんは4Kになってからモニターに参入していますが、それ以前から医療用ではモニターを手掛けていました。今回のファームアップデートでは2画面分割表示やBT.709色域外表示機能のほか、ARRIさんなどHDR表示プリセットの追加、BT.2100対応、EOS C700のRAWディベイヤー対応などとなっています。

DP-V1710は19インチラックマウントに設置可能なほか、DC 12V電源対応となっていて中継車やフィールドでの運用性が向上しています。SDIデュアルリンクのほか6G-SDI端子の装備やカメラのメタ情報による情報表示などができるようになっています。

DP-V2420は新開発のバックライトシステムやIPSパネルを採用することで、HDRをリニアに表示することができるそうです。HDR規格のSMPTE ST 2084、Hybrid Log-Gammaに対応しています。


NABやInterBeeのような大きな展示会ではプリンターやプロジェクターなども出展していますが、この展示会では撮影関係を中心としているせいか効率よく見ることができました。キヤノンさんは4Kを中心にカメラやレンズ、モニターに積極的ですね。今回ちょっと気になったのはXFやXAシリーズの4Kモデルがまだ発表されていないことです。XCは小型でいいんですが、ハンドヘルドタイプの小型ビデオカメラもラインナップにほしいきがします。

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2017年7月20日 掲載

ビデキンちゃんが行く~関西放送機器展・パナソニック編~

パナソニックさんは地元の大阪ということもあり、新製品を中心としてカメラやスイッチャー、アーカイブシステムなどを出展していました。今回の注目の製品はなんといってもNABでベールがかぶっていたカメラでしょう。6月5日にAU-EVA1という型番で新製品として発表しているのですが、あまり詳しいスペックは公表されていません。

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発表されている内容は、「新開発の5.7Kスーパー35mm MOSセンサーを搭載し、4K/2K 10ビット4:2:2映像を実現します。SDXCメモリーカード(ダブルSDカードスロット)に収録ができ、広いダイナミックレンジをもたらすV-Logガンマ、広色域V-Gamut、デュアルネイティブISO、4K60Pの高画質ハイフレームレートなど当社VARICAMを継承するテクノロジーを搭載しています。また、IRカットフィルターON/OFF機構を搭載することで、幻想的なIR(赤外線)シネマトグラフィ撮影を実現します。さらに、1.2kgの軽量でコンパクトな本体と、取り外し可能なデタッチャブルハンドルとグリップ、フレキシブルなLCDモニターなど新しいデザインは、ドローンへの搭載など最新の撮影スタイルに対応しています。」なんですが、今回ブースにあったのはモックアップだそうで、アクリルケースに入った状態でした。 幻想的なIR撮影ってどんなんか見てみたかったんですけどね。残念です。

それでも追加情報として最大2K240fps収録に対応しているほか、HDMIとSDI端子を備えていた4K出力が可能、タッチパネル式LCDモニターしているそうです。記録は10ビット4:2:2/400Mbpsで、2つあるSDスロットに異なるフォーマットで記録できるようになるようですが、ちょっと歯切れの悪い返答でした。というのは、2つとも高いビットレートで記録できるようにすると、チップの発熱の問題や消費電力の問題が出てくるそうです。バッテリーはAG-DVX200で採用されているVW-VBD58ですが、このバッテリーで1時間以上記録できることを目標とすると、センサーや処理回路の消費電力に制限がでそうということでした。あと、デュアルネイティブISO対応ですがVARICAMではISO800とISO5000となっていますが、AU-EVA1ではISO800は決まってますが、もう片方は決まっていないそうです。ちなみに処理を行うエンジンはGH5と同等のデバイスということです。現状未定になっている仕様はファームウェアの部分なので、こうした展示会で情報を集めながら決定していくということのようです。


AfterNABではPOVCAMだけでしたが、ここではNABでのほか、

アクリルケースに収納されていたAU-EVA1。現状映像の出せる状態ではないそうですが、外装のデザインなどはほぼ決定とのこと。

AU-EVA1はEFマウントを採用していますが、オートフォーカスには対応していません。EFマウントは価格的にも焦点距離などでもバラエティも幅が広くMFTに比べて選択の幅が広いということで採用に至ったそうです。

SDメモリースロットを2基備えているAU-EVA1はリレー記録のほか、異なるコーデックでの記録も対応する予定。バッテリーはAG-DVX200と同じ7.2V系のもの。

AU-EVA1に搭載されている新開発の5.7Kスーパー35mm MOSセンサー。デュアルネイティブISOや4K60Pの高画質ハイフレームレート、赤外線撮影に対応しています。

その他新製品としてAG-UX180、AG-AC30を出展していました。

360°ライブカメラAW-360は4系統のカメラを搭載していて非圧縮4K出力が可能です。カメラ間の画像のつながりやカメラ間のホワイトバランスや露出などを高度にアジャストして1つの画面として出力することができるそうです。

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2017年7月14日 掲載

ビデキンちゃんが行く~関西放送機器展~

6月28日と29日の2日間大阪南港 ATCホールで第2回 関西放送機器展が開催されました。第1回目が盛況だったという話を聞いていなのでさっそく見に行ってきました。

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この機器展はInterBeeやAfterNABとちょっと違っていて主催者はテレビ大阪さんとこの会場の事業主体であるアジア太平洋トレードセンターなんですね。歴史のあるInterBeeにはおよびませんが、AeterNABよりははるかに出展社も多く昨年80社、今年90社で入場者数も昨年の3024人を上回る3492人に上ったそうです。おじさま曰くInterBeeも当初は民放連がイベントホールで開催していたのがスタートだそうなので、この機材展も将来大きくなって東のInterBee、西の 関西放送機器展になるといいですね。


では、会場にはいってみましょう。受け付けは基本Webからの事前受付になっていますが、当日登録ももちろんできるようになっています。ただ、多少並びますけどね。

2階の受付を済ませ1階へ降りてセミナー会場の前を通って会場に入ります。会場は明るくて各ブースも見やすい印象です。モニターがある展示会は会場の照明を落としているところが多くって、そうした中に明るく照明したスタジオが設えていたりするので、結構目が疲れます。まずは、会場を一周してみましょう。

会場内はこんな感じで、全体が明るく均一に照明されています。大きな音をガンガン鳴らしているブースもなく、落ち着いて見て回ることができます。

セミナーや基調講演はBホールとDホールの2か所で開催されていて、HDRやVRなどのほか、ローカル放送局や災害放送などの講演が行われていました。


4Kのカメラは各社から色んなタイプのものが出ていますが、8KはNHKさんが頑張っているだけでまだまだ先の話ってイメージだったんですが、主催者企画ということで、NHKのほか毎日放送さん、関西テレビさん、読売テレビさんなどの8Kコンテンツの上映が行われていて、その横には8Kのカメラやステージがあって8Kのカメラやレコーダーなどが並んでいました。こういうのを見てしまうと8Kの時代も意外と早いのかな、と思います。

各社の8Kコンテンツの上映のほか、その横のカメラコーナーでの撮影映像なども披露していました。

8Kカメラコーナーでは池上通信機のUHK-430やSHK-810が出展されていて、アストロデザインのコンバーターでHDMI×4に変換したものをモニターに出していました。


各社からデジタルシネマ用のレンズが発表され、今年はそうした各社のレンズが出そろった感じがします。デジタルシネマ用のレンズはスーパー35や35mmフルサイズのセンサーに対応しているほか、フォローフォーカスなどに対応していることが前提になっているようですが、ほかにもフォーカスやズーム操作を行ってもレンズの全長が変わらないとかフォーカスリングの回転角が広いとかいくつか要件があるようですが、この辺りはレンズによって違っていてそれが特徴となっているようです。元々はフィルムのシネカメラ用に作られたレンズが、デジタルシネカメラが多様化するにつれて価格や撮影スタイルに応じた製品が各社から出てきたということのようです。

そうした背景の中で、いままで写真用のカメラやレンズを作っていたシグマさんが単焦点レンズやズームレンズを10本も昨年から今年にかけて発表しています。このレンズのラインナップの光学系は同社のデジタルカメラで使われているレンズを基にしているそうで、外装とかをデジタルシネマ用のレンズにしたもので、そうしたベースがあったので、一気にラインナップをそろえることができたということです。同じようなコンセプトではトキナーさんが先行していますが、ラインアップ的にはシグマさんの方が数が多いですね。

シグマさんは昨年から今年にかけて単焦点レンズやズームレンズを10本も発表しています。T値の統一のほかフォーカス、ズーム、アイリスのリングの位置関係も統一されていて、レンズ交換してもフォローフォーカスなどリモート系の調節をしなくても済むそうです。シネスタイルでの撮影現場の状況をよく研究して商品化しているようですね。

トキナーさんのデジタルシネマ用レンズ。ケンコープロフェショナルイメージングさんの扱いでATXシリーズとVシリーズがあります。マクロレンズがラインナップにあるのは面白いですね。

ケンコープロフェショナルイメージングさんはVeydra Mini Primeシリーズというリーズナブルな価格のデジタルシネマ用レンズも扱っています。このレンズは主にミラーレス一眼を動画撮影に使うコンセプトとなっています。

こうしたデジタルシネマ用レンズはキヤノンさんやフジノンさんが先行していて、ハリウッドなど映画の本場でも以前から使われているそうです。もっとも劇場映画撮影を前提としたレンズは非常に高価でいまでは特殊な部類に入ると思います。映像作家さんが個人でそろえたりする場合シグマさんやトキナーさんのレンズということになりそうですね。 ほかにもアメリカのテレビドラマではフィルムカメラで撮影することも多くてそうした現場でもデジタルシネマカメラが普及しているんですが、カメラの小型化もあってENGスタイルで撮影することも多くなってきたようです。キヤノンさんやフジノンさんはこうした用途にむけたレンズを出しています。

キヤノンCN-E70-200mm T4.4。COMPACT-SERVOレンズシリーズの第2弾で、ドキュメンタリー制作や報道現場での撮影など、ズーム倍率が広く設計されていて、さまざまな撮影現場に対応できます。

フジノンZK4.7×19。放送番組制作を念頭に設計された標準ズームレンズで、ENGカメラで使われるようなグリップがあってテレビすたいるで使用することができます。


レンズ以外ではATOMOSさんがSUMOを国内初公開していました。SUMOはSHOGUN INFERNOを基に画面のサイズを19型の大きな画面にして、撮影現場でのフォーカス合わせなどを容易に行えるようにしたもので、ドラマやデジタルシネマでの現場での使用を主な用途にしているようです。このサイズなら現場で撮影カットのプレビューなんかにも使えますね。

19型と画面が大型なので、4Kでもピントの確認や収録クリップのプレビュー確認などが容易に行えそうです。ただし、パネルはHD解像度です。

AJAさんの4K対応レコーダーKi Pro Ultra Plus。HDなら4チャンネル同時収録も可能となっているのはユニークだと思います。収録コーデックも個別で設定できるので、なんか面白い使い方ができそうですね。


ひと回りして目についた機材をピックアップしてみましたが、そろそろ個別のブースをめぐってもう少し詳しく見ていきます。特にパナソニックさんがNABでお披露目した謎のカメラが発表になっていますし、キヤノンさんのC200も気になるカメラですので。

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2017年7月8日 掲載

ビデキンちゃんが行く~DJI Spark編~

Sparkのデモ機を展示することになりましたので簡単な使い方と、ビデキンちゃんが困ったことなどをまとめてみました。

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まずは本体を開封しましょう。

フライモアコンボでは無いので本当にコンパクトです。外箱自体がボックスティッシュ2箱と同じくらいのサイズでしょうか。

中にはUSBポートタイプのACアダプター、マイクロUSBタイプのケーブル、取り扱い説明書が入った長い箱。それの横に黒い保管ボックスに入ったSparkがプロペラとバッテリー付きで入っています。予備のプロペラが1セット入っています。ただし今までついていたSDカードは同梱されていないので、すぐに飛ばされる方は準備が必要です。推奨のmicroSDカードはHP下記に記載されていますので御確認ください。


ではここからビデキンちゃんが立ち上げるまでに困ったことを何点かご紹介させて頂きます。

1 バッテリーの保護のため1度でも充電しないと電源が入らない。

到着時に既にバッテリー残量が少ないためあまりお気付きにならない方もいらっしゃるかと思いますが、そのまま電源ボタンを押しても起動しません。

本体充電の際は後ろのSPARKの文字が書かれている蓋を開けてください

お届け時の初期状態でも最新のファームウェアバージョンがどんどん出ているのでバージョンアップが必要ですし、その際にバージョンアップのためのフル充電してくださいね。


2 サイズは手のひらサイズだけど航空法にひっかかる。

人口密集地など飛行禁止区域で飛ばすためには航空法でしっかり規定されています。規制非対象の重さが200g未満なので、300gあるSparkは国土交通省に申請が必要です。申請が不要な人口密集地以外でも2017年 6月24日より、平成22年の人口集中地区から、平成27年のものに更新されています。そのため今まで飛ばせていた地域で飛ばせなくなっている場合がありますので下記のURLより飛行のルールを要チェックです。

国土交通省  無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール
http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html


3 本体とタブレット端末の接続はWi-Fiで行う。

OSMOなどをイメージしていただくと分かりやすいかと思いますが、本体とタブレットはWi-Fiで動作させます。またタブレット上でSparkのWi-Fiを確認してもパスワードを求められますが、よくDJI製品をお使いの方こそが一番戸惑うのが、パスワードが「12341234」ではないこと!

場所としてはバッテリーをはずしていただいた本体裏か、保管ボックスに張られたシールを確認する必要があります(ビデキンちゃんは保管ボックスの方は指摘されるまで気がつきませんでした)。電源を入れてからパスワードを打ち込むことになるのでバッテリーの裏は非常にやっかいでした(取り扱い説明書にはQRコードを読み込んでね、としか書かれていませんでしたが。。。)。ただし送信機のパスワードはいつもどおり「12341234」なのでご安心ください。


4 送信機が無い場合はタブレット上からコントロールするしかない。

ジェスチャーコントロール以外で空撮を楽しみたい方にはタブレット上に擬似スティックを表示させる必要があります。画像の左右の円を設定したモードにしたがってコントロールするのですが本体を見ながら押しているところもみながらなので、送信機に慣れてしまっていると少々操作が難しかったですね。また3でも書きましたがWi-Fiでつながっているので大体100mぐらいが電波の届く限界になります。(送信機は日本バージョンだと500mまでです。)


5 ジンバルが上下にしか動かない。

PhantomやInspireなどの3軸と違いジンバルがメカニカル2軸になっています。そのため横を撮りたいときは本体ごと向きを変える必要があります。またジェスチャーコントロールのパームコントロールで左右に動かす場合、本体の障害物センサーは前方にしかないためコントロールする際左右に障害物が無いか目視で判断しないといけません。手のひらの動きで操作できることにうれしくなって左右に振っていて木にぶつかってしまった!など折角のうきうき気分を台無しにすることのないようにお気をつけください。


以上が初期に困ったことでしょうか?

次にモードなどの説明をしたいと思います。

コントロール方法は画像下記から選択できます。

ただし飛行中でないと選択は出来ません。

クイックショットのモードは以下の4種類あります。
Dronie   その名の通りドローンっぽい被写体を写しながら斜め上に上昇
ロケット  カメラが真下を向いてまっすぐ上昇します。真下に撮りたいものがあるときにオススメ
サークル  被写体を中心にしてぐるぐる周りから撮影します。
螺旋    サークルに上昇がプラスされたもの。螺旋階段的なイメージ

これらはタップひとつで操作なしで簡単に行える分、周りに何も無いところでないとぶつかる可能性があるので非常に危険です。とくにサークルの場合、被写体が動いてしまうとぶつかる可能性があるのでお気をつけください。

そのほかに
タップフライ    目的の場所をタブレット上でタップして飛ばす。
アクティブトラック 被写体を緑の枠で選択しそのまま追尾する。


そして今回の目玉のジャスチャーコントロールです。今のところSparkにしか実装されていない機能です。

タブレット上でジェスチャーコントロールをオンにすると顔認証の後、手の平から自動で離陸します。ジェスチャーコントロールのやりかたは文章や画では判りにくいので詳しい説明はYOUTUBEで「DJI Japan Support 」を検索していただけると詳しく載っているのでそちらをご参照ください。

ここでジェスチャーコントロール時に困ったことを。離陸時は顔認証に時間がかかります。手で持ちながら電源オンなので失敗するとこちらに近寄ってきたり、機体が小さい分、風が強いと流されたりします。なのでプロペラガードは必須ではないでしょうか。(電源入れてプロペラが回りだす前に機体を持っている指がプロペラに干渉しないことを確認してください)

プロペラガード

プロペラガードにもプロペラ同様向きがあります。

困ったこと5にも記載しましたが、障害物回避センサーが正面のみ5m以内の障害物のみなので顔認証などがうまくいかない、被写体として認識しにくい動きや服装だとこちらに向かってくるため結構びっくりします。

こんな感じで社内で飛ばしてみました

ジェスチャーコントロールのお話は画像も含めてパート2で詳しく説明させて頂きたいと思います。


ビデキンちゃんの個人的感想としてはフライモアコンボについている送信機がないと100mしか伝送距離がないため、本当に自撮り用だなぁというイメージ。また送信機があっても伝送距離が最大500mくらいで、Wi-Fiと接続するので目視の範囲内で撮影することになるかと思います。そのため空撮用としては入門機にはぴったり。

ただし4Kが記録できないということ。コンパクトかつきれいな映像で撮りたい!ドローンの映像でよく見る鳥のような目線の空撮をしたい!という方ならMavicの方がオススメかもしれません。

本当に小さくてパームコントロールの魔法使いになったような気分を味わうためにはSparkをご購入していただくしかないのでどちらにするか悩ましいところではありますね(Mavicとオプション類の互換性もないので)。Sparkで慣れてからPhantom4 Proでしっかり空撮の2台持ちという贅沢もありますね!


是非ジェスチャーコントロールの感動を試してみたいというお客様はビデキンにてデモ機を展示中ですのでご来店ください(店舗間で移動する場合が御座いますので、お電話にて御確認ください)。ただし各店舗とも人口密集地なので店舗内のみの飛行になります。

ではまたジェスチャーコントロール編のパート2で!

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2017年7月3日 掲載

ビデキンちゃんが行く ~URSA MINI PRO 4.6K EFをB4マウントに変換編~

今年の3月の発売以降、人気のためしばらくご用意が出来なかったURSA MINI PROがやっとデモ機が出せるようになりました。B4レンズマウントもデモで出せたので、変換して試してみたいと思います。

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B4マウントの中には取り付けネジとシムが付属しています。レンズ側にフランジバックの調整が出来る機構があれば必要はありませんが、ごく稀にオートのみのレンズがあるため今回は2パターンのレンズで試してみます。

まずは本体からEFマウントをはずします(六角で簡単に取り外し可能です)。EFマウント自体に0.5のシムがついています。

その次に付属品のネジを増し締めでB4マウントを取り付けていきます。B4マウントをつける際には0.10のシムが必要です。
本体自体の形状を見てお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが1.1倍のエクステンダーが内蔵されています。


B4マウントが取り付けできればレンズを取り付けます。

今回最初に取り付けるのは簡単な方「FUJINON A13X6.3BERM-SD」

SDのレンズですがエクステンダー入りでまだまだご使用いただいている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

取り付けたところがこちら。

このまま電源を入れて映像を見ても円形にケラレが出てしまいます。スーパー35mm 4.6Kセンサーに2/3インチのレンズをつけているのであたりまえですね。
1.1倍のエクステンダーが内蔵されている理由はここかもしれないです。

ここでメニュー画面を開いていただき下の画像のWINDOW SENSORをオンにします。(緑になっていればオン状態です)

この動作を行うとイメージサークルが拡大されケラレの無い状態になります。JVCさんのGY-LS300CHにオールドレンズをつけた時をイメージしていただければ分かりやすいかと思います。
(JVCさんのように%表示が無いためレンズと記録フォーマットによりケラレは生じてしまいます)

レンズ側のエクステンダーを入れればさらに拡大されるためケラレはなくなってきますが、とてもよりの映像になってしまうので注意が必要です。またエクステンダーにより明るさが落ちてしまうのでそちらもご注意ください。


次に試したのがPXW-X400KFやAJ-PX800GFに付属のレンズ「FUJINON XA16X8A-XB4」です。

X400やPX800でオートで使える専用レンズに近いのでフランジバックの調整がきかない珍しいレンズです。こちらはエクステンダーがついていないレンズなので、2Kまでのみケラれません。

取り付けたところはこちら。

こちらを取り付ける際に厄介なのはシムの調整をするために何度も取り付けたB4マウントを取り外して確認していかなければいけない点ですね。PLマウントのカメラであればレンズとカメラの間にシムを入れるかと思いますが、このアダプターはマウントとカメラの間に取り付けるのでご注意ください。

今回使ったシムは、どちらのレンズも0.50, 0.20この2枚を使用しています。レンズにより変わるかとも思いますので調整は必要ですね。

レンズ側のケーブルを本体に挿せばオートアイリス、ズームサーボも使えます。テストしたこのレンズに関しては、オートフォーカスも対応していました。


カメラの性能を最大限に生かすにはオートフォーカスがしっかりきき、センサーもフルに活用できるEFレンズがいいのかもしれません。

ただ慣れ親しんだENG用レンズの動きとしてスチルレンズとは異なり電動の滑らかなズーム操作が使用可能ですし、スチルだと3~5倍くらいのズームになりますが、ビデオ用レンズだと13~20倍のズームが可能になります。そのためまだまだたくさんお持ちの資産を生かしてエクステンダーなどを入れれば4Kが記録できる、このアダプターは非常にオススメできるものではないでしょうか。

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